社員教育の考え方と進め方

社員教育の方向性を決める

社員教育を計画的に進めるためには、教育の方向性を決める必要があります。教育の方針を考える際には、その企業の経営戦略からブレイクダウンさせるという方法が一般的です。企業の将来あるべき姿を社員が共有し、その状態に到達するためにメンバーがどのようなスキルを身につけるべきか、という観点で教育方針を決定することで、企業の方向性と教育の方向性を一体化させることができます。また、既に社員間で共有できている経営戦略をベースとした教育目標を設定することで、社員教育が目指すゴールも社員間で共有できるようになります。社員が同じ方向を向いて業務に取り組むことで業績を上げることができるのと同様に、社員が同じ方向を向いて教育に取り組むことで、教育の効果を高めることができます。

教育プログラムを構築する

社員教育の方向性が定まったところで、目標を達成するために必要な教育プログラムを考えていきます。教育プログラムは「どのような内容を」「どのような手段で」「誰が実施するか」という観点で構築していきます。教育内容は、経営戦略からブレイクダウンされた教育方針に沿った物を設定します。経営戦略を達成するために、どのようなスキルが必要になるかを考える必要があるため、教育プログラム作成時には、企業に対する現状分析を行うコンサルタントの視点が必要となります。教育を実施する手段は、机上での集合研修や職場内でのOJT研修、PC上で行うe-ラーニング等があります。また、教育の実施者については、同じ部署の人間が実施する場合と、社内の教育担当者が実施する場合、あるいは外部講師を招くケースもあります。教育の手段・実施者ともに、それぞれのケースでのメリット・デメリットを良く理解した上で、適切な物を選択する必要があります。